9月
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9月30日(金)晴れ時々曇り

首相の靖国神社参拝は違憲という大阪高裁判決が出た。首相による参拝は「公的」としたうえで「憲法の禁止する宗教的活動に当たる」とした。小泉首相は、「一国民として、首相として、参拝している。首相の職務として参拝しているわけではない」と反論しているが、判決にあるように、公用車を使用して、秘書官を伴うなど職務と見られても仕方がない。

靖国神社参拝問題についての僕の立場は、これまでも明らかにしている。祖国のために命を捧げた英霊たちに礼を尽くすのは当然である。大義が何であろうと祖国のために命を捧げた方たちに残されたものが礼を尽くさなければ、誰も命を懸けて国を守らなくなる。

問題なのは、靖国神社にA級戦犯が合祀されていることと、靖国神社が神道の宗教施設であることである。このため、「日本はアジア諸国への侵略戦争を正当化するのか」、「政教分離の原則をないがしろにして『神の国』イデオロギーを復活するのか」と疑われるのである。

今回の大阪高裁判決は、首相の靖国神社参拝は「特定の宗教に対する助長、促進になる効果」があるので、憲法が唱える政教分離の原則違反としたものだ。さて、小泉首相は最高裁に上告するのだろうか。論理的には、国として上告することはできない。国として上告すれば、靖国参拝は首相の職務として行ったと認めることになる。上告するとすれば、まさしく一国民としてせざるを得ないと思われるが、小泉首相の対応に注目したい。

 

9月29日(木)晴れ

久しぶりに清水町を訪れる。在田(あいだ)の知人を訪ねたのだが、集落を流れる農業用水の相変わらずの美しさには惚れ惚れとさせられる。その後、昔ながらの美しい田園風景が残っている野口に車を走らせ、しばらく車を止めて何も考えることなくぼんやりしていた。夜、福井市の森田地区でミニ集会。

 

9月28日(水)晴れ

超大型ハリケーン「カトリーナ」がもたらした未曾有の被害が米国社会を揺るがしている。当初は政府の対応のまずさが槍玉に上がっていたが、被災者のほとんどが貧困黒人層であったことから、次第に米国社会の貧富格差と人種格差が大きな政治問題となってきた。

貧富格差と人種格差は米国政治の伝統的な争点である。自由放任主義の共和党政権の下では、経済は繁栄しても貧富の格差がどんどん拡大する。貧富の格差が政治的に限界に達すると、民主党政権が誕生するというのが建国以来の米国の歴史のパターンである。

急速に支持率を低下させているブッシュ大統領は、これまでの外政重視から内政重視の政権運営に転換せざるを得なくなるだろう。そうなると、イラクからの撤退時期も早まるはずだ。国際社会に与える影響は計り知れず、ここしばらく米国内の動向から目を離せない。

 

9月27日(火)晴れ

午前中、中藤地区のてくてく巡業を終える。午後、事務所で来客の対応をする。

 

9月26日(月)晴れ

中藤地区のてくてく巡業を続ける。思いがけず、高校時代の同級生に出会う。昔の面影が残っていて、当時のことを思い出す。夜、事務所でミーティング。

 

9月25日(日)曇り

美山町の「下味見ふれあい祭り」に出かける。廃校になった下味見小学校の体育館が会場だった。山の中腹に作られた駐車場に車を置いて、トンネルを歩いていくと体育館の中に入る。駐車場からは体育館が見えず、どういう構造になっているのか不思議である。下味見は支持してくださる方の多い地域で、多くの人に励まされて元気になる。

 

9月24日(土)晴れのち曇り

鯖江市の本山誠照寺で開かれた「秋季彼岸会・永代経法要」に出勤する。僧侶として過ごす時間は心がとても落ち着く。

 

9月23日(金)晴れ

中藤地区のてくてく巡業を続ける。

 

9月22日(木)曇り時々晴れ

午前中、中藤地区のてくてく巡業を続ける。午後、支持者の方と企業回りをする。

 

9月21日(水)晴れ

福井市の中藤地区のてくてく巡業を始める。酒井市長のお膝元なのでこれまで遠慮して入らなかった地区である。昔からの集落と最近、急成長した地域が入り混じっている。美しい田園地帯が福井最大の商業地域に変貌しているのを目の当りにして複雑な感慨にとらわれる。人にとって一体、何が幸せなのか。歩けば歩くほど、話せば話すほど分からなくなる。

 

9月20日(火)晴れ

事務所でたまっていた仕事を片付ける。

 

9月19日(月)晴れ

事務所で政策の勉強に専念する。

 

9月18日(日)晴れ

毎月恒例の一斉ポスティングの日。しかし、僕は美山町の下宇坂、芦見、上宇坂、羽生、上味見の各地区で開かれた運動会を訪れる。美山町に出かけるのは昨年の水害の時以来である。復旧作業は着々と進んでいるものの、豪雨のつめ跡がいたるところに生々しく残っている。

 

9月17日(土)晴れ

清水町の清水南小学校で開かれた運動会を訪れる。夜、高校の同窓会に出席する。

 

9月16日(金)晴れ時々曇り

福井市内の支持者の方と企業回りをする。夜、東京から帰省した高校時代の同級生と食事。偶然、講演のために福井市を訪れていた「国家の罠」の著者の佐藤優さんにお会いする。

 

9月15日(木)曇りのち晴れ

鷹巣地区のてくてく巡業を終える。夜、足羽山の「万惣」で国見地区と越廼村の方々とミニ集会。

 

9月14日(水)曇り一時雨

福井市鷹巣地区のてくてく巡業を始める。国見地区と並ぶ越前海岸沿いの地域で、昔から海水浴の観光地として知られている。海沿いの地域にしては広大な農業地帯を抱えているが、その多くが休耕地のように見える。集落の人にその理由を尋ねたら、「要するに過疎です」という答えが返ってきた。子供の家を福井近郊に建ててあげる親が多いそうだ。

「下水受け入れ反対」というノボリがあちこちに立っていた。まだ下水整備がされていない大安寺地区の下水処理を鷹巣浄化センターで行うという計画を福井市が進めており、その反対運動のノボリである。鷹巣の人たちの主張は、自分が出した下水は自分の地域で処理して欲しいというものである。

 

9月13日(火)晴れ

国見地区のてくてく巡業。あちこちで稲刈りが行われていた。昔懐かしい「はさば」で干した稲を取り込んでいる方たちがいた。「今どき、珍しいですね」と話しかけると、「ほや。テレビもよく映させてくれって来るんや」と仰っていた。浜の人たちは気が荒いと言われたりもするが、国見の人たちは皆気さくで親切だ。笑顔に出会いながらのてくてく巡業は足も軽い。

 

9月12日(月)晴れ

国見地区のてくてく巡業を続ける。

 

9月11日(日)雨のち曇り

自民圧勝。民主惨敗。小泉首相の完勝である。政党間での政権交代は遠のいたが、自民党の中での実質的な政権交代を実現してしまった。こんなやり方があったのかと思わせる見事な戦略である。これで本当に自民党が改革政党に生まれ変わったのならば、日本にとって幸せなことだ。日本は待ったなしのところまで追い込まれている。郵政民営化は本来、構造改革の本丸ではない。本丸は肥大化した官であり、政官業の癒着である。国民の負託を受けて、新生自民党が真の構造改革を進めることを期待したい。

 

9月10日(土)晴れのち雨

午前中、福井市国見地区のてくてく巡業を始める。国見地区は越前海岸沿いの地域である。昨年5月に越廼村を回って以来、海沿いの集落を歩くのは久しぶりである。陽に照らされてきらきら輝く海を見ると気持ちも晴れ晴れしてくる。午後、中弁連シンポジウム実行委員会に参加。報告書の草案がほぼ出来上がる。

 

9月9日(金)晴れ

「第3回アセッサー強化塾」に参加。「売る」とは何かについて議論する。50を過ぎると怠け癖が出てきて、自分で学ぶよりもその道の先生に教わる方が手っ取り早いと考えるようになる。しかし、経営理論も日進月歩しているので、ついていくのが大変である。

 

9月8日(木)晴れ

台風一過、爽やかな天気の中、一乗地区を歩く。福井豪雨で荒れ果てた一乗川の復旧工事が着々と進んでいた。嬉しいことにコンクリートで固める護岸工事ではなく、階段状に石を並べる自然再生型の護岸工事が進められていた。治水一辺倒の河川行政から治水と環境の両立を目指す河川行政への転換を感じる。

福井豪雨で被害を受けた朝倉氏遺跡は完全に復旧したようだ。この日も多くの観光客が訪れていた。昭和42年以来の発掘作業の中で、一乗谷一帯が広大な戦国城下町だったことが明らかになってきている。遺跡の周りには趣味の良い公園も整備されている。「日本中世のポムペイ」として、十分、世界遺産に指定される価値があるのではないか。

 

9月7日(水)台風

上文殊地区のてくてく巡業を終えて、一乗地区のてくてく巡業を始める。昨年の福井豪雨で大被害を受けた地区だ。安波賀中島町を訪れると、豪雨でズタズタになったJR越美北線の線路がそのまま放置されていた。新築された家もあれば、現在、リフォーム中の家もあった。福井豪雨のつめ跡はまだ随所に生々しく残っている。アメリカでのハリケーン被害報道を見ても、治山治水は政治の基本であることをあらためて痛感させられる。

 

9月6日(火)曇り

福井市上文殊地区のてくてく巡業。文殊山の麓の地域で、古くから東大寺の荘園として栄えてきた。風格のあるお屋敷が多い。細川ガラシャ生誕の地として伝えられる明智神社を訪れた。明智光秀が朝倉義景に仕えていた頃、この地に3年半ほど住み、そこで後に細川ガラシャとなる玉子が生まれたのだという。意外な縁に驚かされる。

 

9月5日(月)雨

夜、事務所で後援会の皆さんとミーティング。秋の活動計画について話し合う。

 

9月4日(日)晴れ後雨

午前中、福井市日之出地区、上北野地区の体育会を訪れる。午後から夜にかけて自宅で「アビエーター」と「アレクサンダー」を観る。どちらも見果てぬ夢を追いかけた男の物語である。夢を追いかける男の人生は魅力的だが、受難がつきものである。夢を追い求めるのは果たして善なのか悪なのか。

 

9月3日(土)晴れ

文殊地区のてくてく巡業を終える。夜、大学の同窓会に出席。面白い企画で大いに盛り上がる。

 

9月2日(金)雨後晴れ

文殊地区のてくてく巡業を続ける。どこもかしこも稲刈りの真っ最中だった。途中、大変な雨に遭う。

 

9月1日(木)晴れ

福井市文殊地区のてくてく巡業を始める。酒生地区と同様に古い集落で立派なお屋敷が多い。夜、大野市に出かけて、知事選のときにお世話になった方々と久しぶりに会食する。現在、大野市では倒産が相次ぎ、暗い世相になっているという話を聞く。


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