スタッフ通信 2003年 11・12月
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12月31日(水)

大晦日。
 お正月の雑煮を用意する為、買い物に妻と出掛けました。今までの我が家の雑煮はシンプルで角餅にもち菜(小松菜より葉が大きいが同種類)の醤油澄まし汁仕立てに鰹節を振り掛けるだけです。福井は丸餅文化圏なので明日からは角から丸に雑煮が変わります。角餅と丸餅の分岐ラインや煮汁や具材の違いは伝承料理研究家・神戸山手大学教授の奥村彪生先生による、『日本列島雑煮文化圏図』 に詳しく分析されていますので参考にして下さい。
 今までに食べた雑煮の中で一番驚いたのは、15年ほど前に四国香川の金毘羅神社参道のお店で食べた雑煮です。餅の中に小豆餡が入っており、当時幼かった子供たちは大変喜んだのですが、辛党で餡子系に弱い私の口には合いませんでした。
 毎年の大晦日は昆布で出し汁をとり秘伝の調味料を加え下ごしらえするのが私の役目です。この作業をしながら1年間を振り返るのです。成功と失敗、嬉しかった事、悲しかった事、楽しかった事、辛かった事。そして又今年も多くの人と出会いがあり、生き方や考え方に触れることや学ぶことが出来た事に感謝するのです。
 みなさん 来年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。良い新年をお迎え下さい。
Mr.スミス
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12月27日(土)

今朝、小2の長女が悲しそうな顔をして言った。「サンタさんにお手紙書くの、忘れたから、何ももらえなかった」・・・私は寝耳に水だ。上の二人の男の子はもう「事情」を知ってるので、「今は特別欲しいものはないから」と言っていたのだが、妹にはそれなりに気を配っていた。しかし「ツリーもケーキもいらな〜い」と彼女が言うので、確かめたわけではないが、てっきりもう「事情」を知ったものだと勘違いをしていた。 良くよく聞いてみると、「お空に向かって言ったもん」と彼女。「何が欲しかったの?」と訊ねても「恥ずかしいから言わない」の一点張り。次男に頼んで聞き出してもらい、彼女には手紙を書くように話すと、「でもツリーがないのにどこにお手紙置くの?」(七夕じゃないっつーの・・・汗) 。なんとか説得して壁に貼ることにしたようだ。「窓に貼った方がサンタさん、気が付くんじゃないかなぁ」と今さらながら、の呑気な母に向かって「今日は早く寝てね。誰かが起きてるとサンタさん、来ないもん」と言う。彼女が置いたビスケットの代用品、サブレとミルクを今から頂くとしよう・・・
Pea
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12月25日(木)

詩との出会い。
 11月20日の福井市文化会館でのぶんどう塾で明通寺の中嶌住職が紹介して下さった感動的な《詩》の全文が届きました。11月28日武生のぶんどう塾でお会いした女性とぶんどう塾の活動内容を話した時に、この感動的な《詩》を話題にすると、作者は元同僚の方で「笠原仙一」さんだということを教えて頂き、自費出版で『我ら憤怒の地にありて』という詩集を出版なさっており、その中の一編だということがわかりました。そしてメールでその女性から私に全文を送って頂きました。
 木の芽峠の麓の村に住む庵主さま(1991年1月半ばにに天寿を全うされた)とかさはらさんとの対話のような詩です。涙が流れて止まらない感動的な詩です。長い作品ですから一部だけ紹介します。
「ねえ かさはらさん
 わたしは死ということばがきらいなんです
 死ではないのです
 ほとけさ様のところへいくのです
 いっしょにすむのです」
 11月5日に母が天国へ旅立った後に出会った詩です。
いつか笠原さんの了解を得て、全文を紹介したいと思います。中嶌住職さん、大辻さん、笠原さん、私の心をやすらかにしてくれる詩に出会う事ができました。ありがとうございます。
Mr. スミス
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12月24日(水)

今日はクリスマスイブですね。福井駅前の佐佳枝郵便局(大名町交差点近く)に行ってきたのですが、23日のトンペイさんの日記の通り、ほんとに駅前には人がいないですね。北の庄通りに事務所があった2年前のクリスマスイブには、もうちょっと賑わっていた気がするんですが。しかし、車はとにかく多い!駐車場はあいているのに、渋滞しているんです。しかも広範囲で。「人混み酔い」じゃないけど「車混み酔い」したお出かけでした。
naomi
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12月23日(火)

年末が近づいて来た。事務所の大掃除もしなくてはならない。事務所スペースも引越しのたびに大きくなり、中にある物もそれにつれて増えてくるので掃除するのも大変である。二度も選挙を経験すると捨てれない物が沢山ある。ニュースレター「新年号」もこれから袋詰めがある。まだまだ忙しい高木事務所である。
Yoko
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12月21日(日)

 シモヤケとは、個人的にはもう久しくお付合いないのですが、赤くぱんぱんに膨れたお手々をたまにお見かけすることはあります。 もしかしてnaomiちゃんのお御足が・・・(数秒間想像中)・・・謹んでお見舞い申し上げます。 血行を良くするためにもモコモコなんかが付いた大きめの長靴をお勧めします。 もうすぐクリスマス・お正月で、街のデコレーションには雪が添えられ雰囲気が出る福井の冬ですが、おしゃれするには辛いものがありますね。
Pea
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12月19日(金)

いよいよ冬が来てしまいました。事務所の玄関戸が風にあおられてパタパタ(時々全開)している。そこから風がピュ〜っと入ってくるので、応急処置として発泡スチロールを戸と戸の間にはさんでみたら、なかなか具合がよく、今のところきちんと閉まっている。これからますます寒くなると思うと憂鬱。足にはシモヤケも出来ちゃったし。
Naomi
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12月18日(木)

今日は朝起きてから大変な一日だった。朝起きて洋服兼収納部屋のドアが開かない。どうやら、向こう側に立てかけてあった物が横に倒れたらしい。細い棒のような物を探しては倒れている物を除けようとするがびくともしない。他に入り口は?あっ。ベランダからのドアは開いていたかな?ベランダからその部屋に通じるドアは鍵がかかっていて開かない。けど、鍵さえ開ければ大丈夫ということがわかって一安心。そこらにあった服を着て事務所に向かった。そんなわけで30分の遅刻であった。午後、鍵屋さんに来てもらって開けてもらった。なんと5000円。技術ですもんね。仕方ありません。皆さん、これは常識なのかもしれませんが、大きな物をドアの近くに置くのはやめましょう。玄関の入り口に靴とともに傘が何本か立てかけてあった。あぶない。あぶない。
Yoko
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12月16日(火)

雷。
昨日15日、所用の為に車を走らせていると、スイッチを入れていないのに突然FM放送から音楽が流れてきました。不思議に思っていたら、スイッチは入っていて放送が止まっていたようで、ラジオから足羽山の放送局の装置に落雷があり、電波が送信出来なかったとお知らせがありました。(ちなみに77.3MHzのRadioあいらんどでした)確かに福井市内はすごい落雷でした。冬の雷は雪おこしと聞いていましたが、これほどとは思いませんでした。幸い天気予報の雪は降りませんでしたが、車のタイヤもスタッドレスに履き替えているので大丈夫だと思います。但し、雪道の走行は不慣れなので少し心配な季節になりました。
Mr. スミス
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12月15日(月)

年忘れパーティーに参加。普段はウチで作業をしているので、久しぶりにお会いする人ばかりで懐かしく時が経つのも忘れ楽しませてもらった。 ああいった“アメリカン”なパーティーに出ると必ず隅っこに所在なく立っている若い頃の自分が見える。それは遠い昔(!?)兄の住むL.A.を初めて訪ねた時、連れられて行った先のパーティーでの自分。話しかけられるまで突っ立っているしかなく、かと言って話しかけられても気の利いた会話一つできず、その情けなさにさっさと帰りたい気分だったのをはっきりと憶えてる。歳を重ねるというのは味わい深くいいものだと、しみじみ思う。
Pea
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12月1日(月)

師走。
 今年もあと一ヶ月ですね。ここ数年、一週間・一ヶ月・一年が随分と短く感じるようになりました。街中はXマスのイルミネーションや迎春の準備の様相です。
 昨日は残念なニュースが飛び込んできました。イラクで日本人外交官2人が殺害されてしまいました。現地の過酷な状況下で支援体制つくりの大きな役割を推進していたのに、大変悲しく残念です。深く哀悼の意を表します。
 一方 日本では今日から地上波デジタル放送が三大都市圏からスタートします。
映像や音声は飛躍的に進化するのですが、この放送は双方向のコミュニケーションの可能性があり、携帯電話や車載機器でも受信が将来的には実現するものです。技術革新は素晴らしいもですが、心の豊かさを考えると、日のあるときには前へ進み、月の夜は歩き、日を観る熱い心と月を観る澄んだ心を持って・・・私はそのような心を持って生きたい。
Mr. スミス
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11月23日(日)

勝山往復。
22日 勝山の支部会に参加するため国道416号線を使って行きました。松岡を過ぎた頃から両側の山々は雲間からさす光で紅葉と常緑樹のコントラストがとても綺麗でした。会議を済ませ帰りは三国で所用があるため、途中から鮎街道を通って丸岡に差し掛かかると「あられ」がフロントガラスにばらばらと降りかかりました。昨日は暖かだったのに、天候の変化に驚きました。そろそろスタッドレスタイヤを用意しないといけないのかな。
Mr. スミス
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11月17日(月)

大野にて。
 16日の日曜日は大野市の後援会の方から「越前大野小京都まつり」にお誘いを頂き、大野へ行ってきました。小京都といわれる大野市と岐阜県高山市、山口県山口市、兵庫県篠山市、広島県尾道市、石川県金沢市に加え県内外の特産品の出店があり、小雨模様の天候ながら大変賑っていました。昼食は蕎麦屋さんで「おろし好みそば」(なめこ・とろろ・てんぷら・鰹節の4種類)を美味しく頂きましたが、たまたまお店に張ってあった福井そばルネッサンス推進実行委員会ポスターで少し蕎麦の勉強が出来ました。毎月十八(そば)日はおろし蕎麦と健康の日で、蕎麦は栄養学的にバランスに優れた食品であること、高血圧・脳溢血・動脈硬化・生活習慣病などに効き目があり、蕎麦と大根はガンの発生を抑制すると書いてありました。気ままな食生活の私が蕎麦を好きなのは身体が自然に求めていたのでしょう。
 七間通でふらりと立ち寄った大野手技グループ「手作り工房もっこ」で会の代表の方が、初めて訪店した私に丁寧に色々と説明をしてくれました。「もっこ」=大野弁で頑固であること、失われていく生活文化・道具の継承難、先人はいかに物を無駄をしないでリサイクルしていたかなど。鷹の爪を稲穂に結んだものを部屋のアクセサリーとして買いました(鷹の爪=なんばとこの地方でよぶことも知りました)。もの作りへのこだわりを職人さんの気概とお百姓さんのやさしさを備えて実践されている生き方にエールを贈りたいと思います。
 いつも感じるのはこういったお祭りを企画・準備・運営されるスタッフの方が、来訪する人々を楽しませるご苦労は大変なことだと言うことです。有意義な一日となったことに大野市の関係者の皆様に感謝致します。
 観光マップを見るとお寺がその地図に載っているだけで33ヶ所もあり、今度はこのお寺巡りをしてみようと思います。
Mr. スミス
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11月12日(水)

変化の兆し?
 衆院選が終わり当落による人間模様が炙り出されてますね。マスコミでは全国各選挙区の戦いの様子がニュースで流れていますが、戦いを支えた妻の活躍やスタッフ・支持者の支援の報道を見ると、候補者との一体感を強く感じました。
 戦いが終わり新たな流れに変化の兆しが出てきたのか?小選挙区で自民党独占の県もあれば民主党と自民党が拮抗している県もあります。民主党が躍進し比例第一党となり、2大政党制への移行が確実となってきた。
 それにしても残念なのは「マニフェスト選挙」と言われているにも関わらず投票率が低かったことです。今の経済情勢の好転や生活の向上や国際社会における日本の進む道を政治に委ね、期待するのであれば有権者の一人一人が自らの手で一票を投じなければと思います。変化の兆しを大きな流れにするにはアクティブな我々の行動が必要です。
Mr. スミス
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11月8日(土)

マトリックス・レボリューションズを観た。前作からそれほど経ってないのと、「慣れ」もあってか、ストーリーの流れがリローデッドの時より良く掴めた。それにセリフも、前作ではやけに長く難解に感じたが、今回は全体的に短くそれほど一生懸命スーパーを読まずに済んだのも理由のひとつかも知れない。ぶんどうさんは、私には広辞苑が必要なほど難しい解説を書いているが、哲学には(も!?)暗い私にとっては、超デジタルと超アナログの対比が実におかしくおもしろく、特にAPUの応戦シーンは楽しませてもらった。また、地下鉄の駅でのネオとプログラム一家との会話で、1作目から引っ掛かっていた胸のつかえが取れた気がした。それに私には、中ニの息子という強力な助っ人解説者がいてくれる(笑)。 彼は、どうしてそんなことを聞かなきゃ判らないのかが分からないという顔をして、私の質問に答えてくれるのだ。彼の解釈から出てくる答えは明解で、なるほどと思わせるのだが、これは決して親バカではなく、彼自身も、同世代の中で何も彼が特別なわけではない、と言う。小さい頃からバーチャルが身近にあった世代との違いだろうか、それとも私が超アナログなせい?
Pea
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11月5日(水)

越前蟹。
 明日6日は越前蟹の解禁日ですね。結構あちらこちらで日本海側で取れる蟹を食べましたが、一番の美味は三国港に水揚げされる越前蟹だと確信しています。雄蟹はもちろん美味しいのですが、私は「せいこ」の方が好きです。オレンジの内子と外の卵は潮の香りというか磯の香りというか、味覚を大いに刺激します。「せいこ」の甲羅に辛口日本酒の熱燗を注ぎ、残ったミソと混ぜ合わせて飲む・・・・まさに絶品。
 美味しい季節の到来、明日は大漁で少しは安く買うことができるかな?「せいこ」を2杯買おうと思ってます。
Mr. スミス

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