9月
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9月30日(金)

 首都圏や関西圏の都市部で生まれ育った人の中には、国の赤字は、国債の大量発行による土木建設をはじめとして、田舎への過剰なサービスが原因だという認識が植え付けられている。中央の発展に地方が寄与していなかったのならば、正論として成り立つだろう。(福井が、これまで恩恵に浴していたかどうかは別として。)
 地方が妄想を描かずに都市部の論理と協調していくには、あるべき(官ではない公の)サービスについて、目先の損得だけではない気配りや優しさの質を理論構築していかないと、劣勢を免れない。

田原町さん
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9月27日(火)

 ある場所で税務署の人と本音に近い話ができた。個人的な見解ということだったが、郵政改革の次、増税の前に公務員制度改革が行われることになるだろし、今の財政状況を考えれば給料の一律カットは仕方がないと覚悟しているそうだ。それに、勤務地が地方か都会かで給与に差がつけられるのも、まあ仕方がないと考えているという。
 けれども、ブロックにより格差付けされることで、福井も金沢も富山も、例えば関東の同じ様相の地方都市より低い給与水準に位置づけられることが納得できないという。確かに、国からの投資が大都市圏から離れるほど薄くなっていくのと同じかも知れないし、それが比較の物差しになれば、北陸などには不利な影響が蓄積されていくかも知れない。
 正直、彼は、仕事よりも生活のため、給与削減分を補う道を探している。沈みゆく船の中では一等船室や二等船室の違いは虚しいという言葉を聞き、ともかく早く灯火を見つけてくれ、と思うしかなかった。

私もヒラリーマンさん
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9月25日(日)

 マスコミ報道によれば、今回の国政選挙の結果から参議院不用論があるらしいが、今回のような結果もあるからこそ、二院制が必要なのだと思う。
 経営ということで考えれば、今の世の中、スピードが求められるのだろうが、国民生活に関して急いだツケは、国民に返ってくる。
 荒唐無稽なイフの話だが、60年前の戦争突入の際、国民投票的なことをしていたならば、現況打開のためなら戦争も止むを得ない、みたいな意見に消極的にでも賛成していた国民は多かったのではないだろうか?
 自民党が新人議員の研修で示したマニュアルには、“ブランド物などを身に付けたりせず、市民の目線で”とあるようだが、よく考えてみれば、その程度のレベルの市民文化だよと言っているようにも受け取れる。

さかいさん
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9月21日(水)

中国や韓国の歴史教育については時々話題になりますが、日本海の対岸にある、もう一つの隣国、ロシアの教科書を読んだことがありますか?

私は、元々極東ロシアに関心があり、環日本海交流という言葉が流行った頃には、実際に現地へ足を踏み入れたこともあるのですが、先日、県立図書館で、ロシア沿海地方の高校の歴史教科書を見つけ、手にして読んでみました。

日露戦争から第二次世界大戦末期までの記述には、日本の脅威が表現されていましたが、全体的に日本人について客観的であり、好意すら感じました。日本では、ロシア南下の脅威が背景とされていますが、当時の極東ロシアでは日本が脅威であり、また逆に、日本資本の力を必要ともしていたのです。少し立場が変われば、状況は変わるのです。

福井は地理的に、日本全体そして東アジアを眺めることができる位置にあります。よそに習って縮み志向になるだけではなく、もっと戦略的に自立しませんか!!

ちっくりさん
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9月21日(水)

 他県の、落下傘候補で当選した議員が、インタビューに対して「これからは、国が地方へお金を流すことは、だんだんと出来なくなります。」と、はっきりコメントしていました。この方向は、自民党であろうが、民主党であろうが、違いが無いようですね。
 だからこそ、地方の雇用を確保するためにも、地域の文化を守り育て発信し呼び込むことが、ますます重要になると思われます。いずれにしろ、もう皆が横並びで豊かになれる時代ではない、従来のシステムに適応していた者が排除される、公務員達でさえ安定した身分が保障されない、競争の世界ですが・・・・。

セカンドライフさん
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9月17日(土)

 今回の選挙で選ばれた地元5議員が一堂に会したローカル番組を視聴した。 
 新人の当選者はさて置き、前職や元職としての議員経験がある当選者達の対談では、民主党の側の話が上面の批判だけで私達の不安を解消してくれそうな内容は乏しいのに対して、自民党の側の話は深みがあり世情に通じているように(私には)聞こえた。結果論になってしまうが、この点も両党の評価の差につながったのではないだろうか?
 さて、福井市長選挙などの噂も聞かれるようになってきた。地域に明るい希望の光が灯る時を待っている。

osogamiさん
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9月16日(金)

 在外邦人が衆院選挙の小選挙区と参院選選挙区に投票できないのは憲法に違反するとして、国に公選法の違法確認と賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁大法廷は原告が敗訴した二審判決を変更して「現行の公選法の規定は憲法違反」とする画期的な判断を下した。
 判決では原告が選挙区選挙で投票する権利を認めたばかりでなく、原告全員に一人あたり五千円の慰謝料支払いを国に命じた。政府はいやでも次の選挙までに現行公選法の改正をしなくてはいけなくなってしまった。
 まさに市民の常識が行政府の常識をくつがえしたわけであり、報道を聞いていて心が打たれたとともに勇気を与えられた。最高裁判所も捨てたもんじゃないと感動していたら、先日の衆議院選挙の時に、今回国民審査の対象になった最高裁判事すべてに×を付けてしまったのを思い出した。少し反省したいと思う。

三国町 トンペイさん
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9月12日(月)

 まさに列島を駆け抜けたコイズミパフォーマンス・ハリケーンだった。首相自身「想定外の」大勝利だったかもしれない。しかしこれから大変なのはむしろ自民党のほうだと思う。
 ここまで期待された以上、郵政民営化だけではすむまい。既得権益の打破、官僚政治の打破、国の借金の減額、景気回復、社会保障そして首相の言う構造改革を次々に現実のものにしていかなければならない。
 万が一、郵政民営化法案のような骨抜きの改革しかできなかったり、今度の選挙で争点にしなかった増税や徴兵制の導入を行おうものなら、その先に待っているのは自民党の歴史的敗北でしかない。

三国町 トンペイさん
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9月12日(月)

 投票日から一夜明けた選挙区では、県議や市議の多くが支援していた立候補者や、古くからネットワーク型の活動をしていた立候補者よりも、新しい立候補者に期待する民意が上回る結果であった。都市型に軸を移しつつある選挙を象徴していると感じた。これからも、多少の揺り戻しはあるだろうが、この傾向は続いていくのだろう。
 小泉首相は、あと1年したら辞めると繰り返し明言しているが、周辺諸国との気になる関係については、後継者のためにも中長期的視野で考えて欲しい。

清廉さん
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9月11日(日)

 総選挙は、8月10日に私がここで予測した通りの結果になりました。明日の新聞等では小泉首相の政治的天才について多くが語られるでしょうけれど、私は岡田、亀井ほかの野党の政治家たちの失点が極めて大きいと感じています。
 一言で表現すれば、彼らは国会審議の頃から全く他人の言うことに耳を傾けていませんでした。野党なのに唯我独尊。自分が正しくて小泉内閣が悪い。「国民は郵政民営化を支持していない」など根拠もなく無責任な論を張っていい気になっていました。有権者がついてくるはずありません。前回の福井県知事選挙で文堂さんに応援いただいた田中長野県知事も、申し訳ないけれど同系統です。
 話すことよりも聴くことが大切であると、改めて感じた選挙でした。

オレンジリボンさん
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9月5日(月)

 強者を育てる社会が正しいのか、弱者に優しい社会が良いのか、シロクロつけるのは難しい。ただ、超大型ハリケーン“カトリーナ”が襲ったアメリカ南部ニューオーリンズでの、被災地から脱出できなかった貧困層の人達のことを考えると、アメリカ型の都市構造を手本とするのは問題があるように思われる。
 置かれた状況に過敏とならず、誠実に過ごすことで日々の幸せを感じることができる、そのような地域でありたい。

osogamiさん
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9月3日(土)

 人口問題に絡む事だけど、団塊の世代の人達が、まもなく定年退職されますよね。自然な成り行きで、社会構造や意識も変化していきますよね。
 
 私にとって上司にあたる方々は、今の若い社員とは違い、単に訳知り顔で語っているだけでなく、行動力を伴った先輩達でした。会社を卒業されてからは、市場競争の経済性とは別の論理を、日本社会に出現させてくれるでしょう。

STYLEさん
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9月2日(金)

 市民に親しまれていた鯖江の神明苑や福井の厚生年金会館といった施設の、閉館(?)の話が聞かれる。官業のリストラが、身近なところで、いよいよ本格化し始めたということだろうか。
 役所の出先機関等も統廃合が進んでいるようだ。今日、届出の手続きをした窓口には、見慣れた担当者の席が無くなっていて、職員の数も減らされたらしく、順番待ちの列ができていた。書類をネットでダウンロードできるサービスはあるようだが高齢者には不親切だし、内容によっては、集中処理している本庁舎へ行かなくてはならなくなったとの事だ。
 もちろん行財政改革を進めてもらわなければ困るが、人的・物的資源の適正配置を考えてもらわないと、結局、私たち庶民に負担が返ってくる。

清廉さん

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