ぶんどう塾 2003年
 
 11月 第1回(11月20日・福井市 35名参加)

テーマ「原発問題」


 若狭をめぐる原発の事情を中心に、日本の進めている原発路線のあり方について考えました。
 原発問題は究極の「ゴミ問題」なのだということを、改めて思い知らされました。
使用済み核燃料中間貯蔵施設が小浜に誘致されようとしています。この使用済み燃料を再処理してプルトニウムを取り出し再利用しようという「再処理プルトニウム利用路線」を国は進めてきています。でもそれはあまりにも危険が大きくて欧米ではとうの昔にやめた方策。経済事情の変化や電力自由化の問題、施設の老朽化、相次ぐトラブル、安全基準の改悪や長期連続運転の危険性など、多くの問題が絡んでとても難しい問題です。一人一人がこれまでの生き方や暮らし方を問い直し、今一度自分の問題として考え、これからのあり方に対して主導権を握っていくように、声を大きくしていく必要を痛感しました。
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 12月 第1回(12月10日・福井市 22名参加)

テーマ「NPO・まちづくり奮闘記 見つめ直そう福井の電車・バス」

 ふくい路面電車とまちづくりの会(ROBAの会)会長内田桂嗣氏を講師にお招きし、福井のまちづくりについて、公共の交通問題を切り口にして考えました。参加者からはえちぜん鉄道の高架問題などへの意見も活発にとびかいました。
 えちぜん鉄道の問題をはじめとして、福井の公共交通をまちづくりとどう結び付けていけばいいのか、どのようにすれば公共交通を発展させていくことができるのか・・・。いろいろと複雑な事情が絡んで難しい面もありますが、一番大切なのは、どんなまちにしたいのかという「ビジョン」をはっきりさせること、そしてそれをきちんと反映させていくよう、連携していくことだということがよく分かりました。
 交通問題も細かな部分にとらわれることなく、まちづくりという大きな目で考えを出し合って自分たちが住みやすい、快適な町にしていきたいという気持ちをしっかりと意見にして伝え、行政のやり方に反映させていこうとすること、これがまず基本なのですね。
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