欧州編:環境・エネルギー問題の最新事情

 2004年1月19日から30日まで、ドイツで開かれる欧州自然エネルギー会議と日独自然エネルギー会議に参加し、ヨーロッパ諸国における自然エネルギーの取り組みを視察する機会を与えられました。

 きっかけは環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長との出会いでした。
 飯田さんはかつて京都大学で原子核工学を勉強した原子力技術者で、閉鎖的な「原子力ムラ」の中だけで決められる原子力政策のあり方に疑問をもち、原子力ムラを飛び出したという方です。
 現在は、日本総合研究所主任研究員、京都女子大学教員、NPO代表という三足のわらじを履きながら、自然エネルギーの促進に尽力されています。
 その飯田さんのお誘いをきっかけにして、たくさんの方々にご協力いただき、この視察旅行が実現することとなりました。
 まず、ドイツで開かれた2つの国際会議に参加してヨーロッパにおける自然エネルギーの概要について学んだ後、足を伸ばしてスウェーデン、デンマークを回り、実際の自然エネルギーの取り組みを視察するというものです。

 これはその時の記録です。旅行記の形で、時間を追って見聞するままに書いてあります。また、エネルギー問題以外の欧州の様子も書き残しました。体系的に記した詳細なものは別の機会に譲ることにして、まずは、僕が歩き回るうちに自然エネルギーについての理解が次第に深まっていく様子や、ヨーロッパの町での体験を通して日本のあり方について考えていく様子を、ありのままにお伝えしたいと思います。
 僕と一緒に旅行をするつもりで、自然エネルギーについての理解を深めていただければ幸いです。

 なお、今回の出張に当たっては、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長と大林ミカ副所長をはじめ、多くの方に大変お世話になりました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。


自然エネルギー会議の様子
▲欧州
自然エネルギー会議の様子


▲日独
自然エネルギー会議の様子

 1月19日 出発:ドイツ ベルリンへ
 1月20
  〜21日
ベルリン:欧州自然エネルギー会議 ベルリンの壁/マルティン・ルターの街
 1月22
  〜23日
ヴィッテンベルグ:日独自然エネルギー会議
 1月24
  〜25日
スウェーデンへ:ストックホルム見学
 1月26日 エンシャピン−バイオマス・エネルギーのまち
 1月27日

ストックホルム・ハマビィ地区
  −エコタウン・循環型社会のモデル
緑の党と懇談

 1月28日 デンマークへ:
コペンハーゲン・エネルギー事務所
デンマーク省電力基金
 1月29
  〜30日
帰国の途へ:まとめと感想
  自然エネルギー参考サイト・書籍
   

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