7月
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7月31日(日)雨のち曇りのち晴れ

早朝、鯖江市の実家で社会奉仕のどぶさらいをする。その後、事務所で一斉ポスティングを終えた後援会の皆さんと一緒に昼食を取る。

 

7月30日(土)晴れ時々曇り

福井市東安居地区のてくてく巡業。夕方、松本商店街のグリーングリーン・フェスティバル、東藤島地区の夏祭りに参加する。

 

7月29日(金)曇りのち雨

事務所でたまっていた仕事を片付ける。

 

7月28日(木)晴れ

福井経済同友会の7月例会講演会に参加。台北駐日経済文化代表所の陳鴻基副代表から最近の日台関係についてお話を伺った。1972年に中国が国連で代表権を得て以来、日本と台湾の正式な国交は途絶えたままである。近年、中国が軍備を拡張して近隣諸国に脅威を与える存在になっている状況を踏まえて、「72年体制」を見直して欲しいと率直に訴えられた。外交官がここまで踏み込んだ政治的発言をするのは珍しい。国会議員を3期務めたことがあるという陳副代表の経歴を伺って、「なるほど」と納得した。懇親会で陳副代表に靖国神社問題について伺ったところ、「中国とは立場が異なります。靖国神社には日本人として戦士した28万人の台湾人の英霊が眠っています」とのお答えだった。台湾との関係について色々と考えさせられる夜だった。

 

7月27日(水)曇りのち晴れ

総務省が住民基本台帳に基づく人口動態を調査し、男性人口が初めて減少したと発表した。女性人口を合わせた総人口は微増しているが、増加数も増加率も過去最低となっている。来年2006年をピークに日本の人口が減少局面に入ると言われている予測を裏づけた格好である。また、同時に発表された都道府県別の人口増加率を見ると、福井県はすでに減少局面に転じている。人口増加を前提としたこれまでの地域づくりを人口減少を前提としたものに転換する必要があることを示している。

 

7月26日(火)雨のち曇り

福井市の東安居地区のてくてく巡業を続ける。児童館を見かけたので、訪れてみた。福井市に22ある児童館の名前はほとんど木や花の名前だが、東安居は軟弱野菜の産地だけあって「トマト児童館」という名前だった。児童館の役割は、放課後の学童児の居場所ということである。我々が子供の頃は、放課後、勝手に自分たちで遊んだものだが、今では危なくて子供たちだけを放っておけないということで作られている。世の中を変えるのは大変だから、制度がどんどん変っていく。その結果、今では、どこに行っても、子供たちの遊ぶ姿を見かけることがない。本当にこれでいいのか、と複雑な気持ちだった。

 

7月25日(月)晴れ

福井市の東安居(ひがしあご)地区をてくてく巡業する。ビニールハウスの多い地区である。おしゃべりしながらみずなの出荷作業をしている女性たちに話しかけると、福井市の食卓にのぼる軟弱野菜(ホウレンソウやコマツナなど)のほとんどがこの地区で作られていることを教えてくれた。

ある建物の二階に「くまっ子クラブ」という看板が掲げられていた。階段を上って訪ねてみると、障害児の学童保育をしているとのことだった。障害児の保護者が中心になって細々と運営されている。健常児の学童保育には児童館という立派な施設があるが、障害児の学童保育にはまだ十分目が届いていないことを知り、胸が痛んだ。

 

7月24日(日)晴れ時々曇り

国土交通省で河川局長をされていた竹村公太郎さんが書かれた「日本文明の謎を解く」(清流出版)、「土地の文明」(PHP出版)を読む。竹村さんは、河川技術者として長年、社会資本整備(=公共事業)に携わってきた経験から、歴史と現代の謎を地形と気象という視点から解き明かしていく。マルクスが歴史を経済という下部構造から再構築したように、竹村さんは文明の存亡を左右する河川との戦いという視点から歴史を読み直していく。微笑むモナ・リザの背景に流れる川はどこに向かうのか、ピラミッドはなぜ建てられたのかなど、人文系の教養では解けない謎をこれまでとはまったく違った視点で鮮やかに解いている。治山治水が政治の基本ということを圧倒的な説得力で示してくれる。

 

7月23日(土)曇り

夕方、福井市の日之出公民館で開かれた夏祭りに出席する。昨年は福井豪雨で中止となったので、2年ぶりの夏祭りだ。福井市各地でもこれから一斉に開かれていく。衆議院の解散もあり得ると考えてのことだろう。自民・民主の候補者が相次いで顔を出していた。

 

7月22日(金)曇り

夜、福井市のバードグリーンホテルで開かれた「新しいふくいを創る『草の根なかまの集い』」に出席する。高木ぶんどう後援会では、毎年夏にガーデンパーティと呼ばれる屋外のパーティを開いているが、今年はホテルの中で開いたものである。福井市42のすべての地区(鶉地区と宮ノ下地区を一つに数える)に加えて、美山町、清水町、越廼村からも草の根の仲間にご出席いただき、大いに盛り上がった。終了後、近くのバースティックで打ち上げ。

 

7月21日(木)晴れ時々曇り

「草の根なかまの集い」を明日に控えて、最終チェックを行う。

 

7月20日(水)晴れ時々曇り

福井市各地の支持者を訪れ、22日(金)夜に予定されている「草の根なかまの集い」へのご出席をお願いする。

 

7月19日(火)曇り時々晴れ

福井商工会議所で開かれた「福井アセッサーの会」主催の「アセッサー強化塾」に参加する。講師の長友隆司さんから経営学の新しいテーマをいくつも教えていただいた。なかでも面白かったのが、人はどうしてつながるのかという「関係性」のテーマである。「友達の友達の友達は友達」という形で人はつながることができるが、アメリカで行われた実験では4層構造で世界の95%の人とつながるという。しかし、4層構造でつながるためには、地理的にも社会的にも遠く離れた人とつながる「弱い絆」(long path lengths)が必要であり、このことから「弱い絆」を欠く組織は潜在力を発揮できないことが分かってきたという。一方、競争力のある集団は「強い絆」で結ばれており、「弱い絆」と「強い絆」の再編成(rewiring)が注目されているそうだ。選挙で実感していることと同じであり、「なるほど」「なるほど」と頷きながら聞いていた。

 

7月18日(月)晴れ

福井豪雨から1年。いまも被災地では豪雨の爪あとが残る。被災地の方にとっては、長い一年だったことであろう。この時期に合わせたのか、福井新聞で長期連載された企画を単行本にまとめた「川ー命の水脈ー」が出版された。とても優れた企画だったので、早速、買ってきた。人と川はどう向き合うべきか、さまざまな視点をバランス良く取材している。取材した若い記者たちと一緒に治水・利水のあり方を考えさせられる。

 

7月17日(日)曇りのち晴れ

日中、自宅で原稿を書く。夜、妻とコロナ・シネマワールドに「スターウォーズ・エピソード3」を観に行った。妻が目ざとく、「夫婦のどちらか一人が50歳以上の場合は割引します」という特典を見つけて喜んでいたが、僕自身はあまり喜べない複雑な気持ちだった。

ところで、エピソード3はシリーズ6話の中の最高傑作と言ってもおかしくない出来栄えである。これでシリーズが完結するかと思うと寂しい。ジョージ・ルーカスは当初、7〜9話の製作も構想していたというから、簡単なプロットだけでも後継者に引き継いで欲しいものだ。

 

7月16日(土)曇り

福井市立図書館に出かけて、中弁連シンポジウム報告書の担当部分(公害法分野)を執筆する。

 

7月15日(金)晴れのち雷雨

お盆の檀家回り。檀家回りが終わった途端に、激しい雷雨に見舞われた。

 

7月14日(木)曇り

午前、福井市啓蒙地区のてくてく巡業を終える。午後、福井市の神明中学校で開かれた第一回道徳講演会に参加。日本神話研究家の出雲井昌(いずもいあき)さんから、私たちは大いなる命に生かされているという日本神話の心をお話いただいた。素晴らしいお話だった。日本神話と道徳が中学生にはどう結びついて聞こえただろうか。

 

7月13日(水)曇り時々雨

午前からお昼をはさんで、福井市の春山地区でミニ集会。子育て中の専業主婦の方の集まりだった。「働くお母さんの子育て支援は手厚いが、専業主婦の子育て支援はない」「子供と一緒に住める大きな家が子育て期間限定で欲しい」など、彼女たちならではの要望・提言が相次ぎ、共働きが前提の制度設計のあり方について考えさせられた。多様なライフスタイルに対応できる制度設計が必要ということか。

 

7月12日(火)雨のち曇り

福井市の啓蒙地区のてくてく巡業。夜、福井市の春山地区でミニ集会。

 

7月11日(月)雨

中弁連シンポジウム実行委員会のメンバーと一緒に長野県庁を訪れ、市民参加により運営されている浅川流域委員会のお話を伺う。しかし、長野県庁の職員からは、もっと大きな全体像から話したいとして、「脱ダム宣言」以降の治水・利水対策を詳細に説明していただいた。

結論的には、脱ダム宣言以後、予定されていた8つのダムの建設は止まっている。また、今後もダムを建設する計画はない。しかし、治水専門家の計算では、ダムを除いた代替策だけでは水害を完全に防げない地域が出てきてしまう。ところが、市民は脱ダム宣言の完全実施を望んでいる。専門家と市民の間に挟まって県庁職員は苦悩しているという印象を受けた。

通常は、素人の市民の意見は無視されて、専門家の意見がまかり通る。しかし、長野県では、市民と専門家の力関係が逆転して、素人の市民の意見を最大限に尊重して、専門家があれこれと知恵を絞るように変ってきている。田中康夫知事のいう「民主主義のリハビリ」が着実に進行している。

 

7月10日(日)曇り

中弁連シンポジウム実行委員会のメンバーと一緒に長野県の烏川渓谷に出かける。朝7時半に福井市を出発して車で約4時間。県営烏川渓谷緑地は、市民と行政が一緒になって森づくりができる都市公園として整備が進められている。烏川渓谷緑地市民会議座長の植松晃岳さんのお話を伺った後、植松さんに烏川渓谷と森林を案内していただいた。市民参加といっても、実際は「市民の言いっ放し。行政の聞きっ放し」に終わりがちな事例が多い中で、烏側渓谷緑地では、公募で参加した市民が森の中のトイレまで細かな注文をつけて事業計画を作成した。かなりラディカルな市民参加の実験である。当初、急進的な市民運動家だったのが事業を進める中で、「世の中には色々な趣味嗜好の人がいる」とどんどん謙虚になっていったとご自分を振り返る植松さんのお話は興味深い。市民参加は、何よりも参加した市民を変えるんだなと思った。

 

7月9日(土)曇り後雨

名古屋市の愛知県弁護士会館で開かれた中弁連シンポジウムの実行委員会に参加。

 

7月8日(金)晴れ

久しぶりに湿気の少ないさわやかな日だった。毎日、こういう天候だと歩きやすいのだが、贅沢は言っていられない。

 
7月7日(木)曇り
福井市の啓蒙地区のてくてく巡業を続ける。夜、ロンドンで同時テロが起きたことを知る。ブレア首相の面目丸潰れである。次に狙われるのは、イギリスと同じくアメリカ協調路線をとる日本だ。東京は大丈夫か。
 

7月6日(水)曇り後晴れ

しばらく中断していたてくてく巡業を再開。福井市の啓蒙地区を歩く。夜、東藤島地区でミニ集会。郊外にある新興住宅街かと思って行ったら、昔、勝山から参勤交代で大名行列が通った街道沿いの古い集落なのだそうだ。

 

7月5日(火)曇り時々雨

郵政民営化法案が衆議院で可決された。わずか5票の僅差だった。郵政民営化については、いまだになぜ郵政事業を民営化しなければならないのか分からない。

もともと郵政民営化の必要性が叫ばれたのは、郵便貯金と簡易保険で集められた巨額の資金が財政投融資に回され、道路公団などの特殊法人の無駄遣いの温床になっていたためだ。

ところが、財政投融資改革は橋本内閣のときに手をつけられ、小泉内閣発足と同時に実現されている。つまり、当初、郵政民営化が唱えられた本来の目的が消えてしまっているのである。

にもかかわらず、なぜ小泉首相はこれほど郵政民営化にこだわるのか。靖国神社参拝問題にしても、郵政民営化にしても、小泉首相の政治的信念というよりも、単に問題の本質が分かっていないだけではないのかという疑問を持たれても仕方がない。

衆院で可決されても、参院で否決されれば廃案になる。そうなると、衆院解散になる可能性が高い。国民に信を問うといっても、ほとんどの国民は郵政民営化に関心がない。争点が分からない選挙に付き合わされるはごめんである。

 

7月4日(月)雨

中央仏教学院スクーリング2日目。おつとめの実演の後、宗教、仏教、真宗Iの試験を受ける。夕方、福井市に戻る。夜、西安居でミニ集会。

 

7月3日(日)曇り後雨

中央仏教学院スクーリング1日目。宗教、仏教、真宗Iの授業を受けた後、お経の実技試験。何とか合格させてもらった。夜、雨の中、京都の町を散策する。

 

7月2日(土)曇り後雨

翌朝から始まる中央仏教学院のスクーリングに参加するため京都に向かう。お経の実技試験に加えて、学科の筆記試験があるので、ホテルに閉じこもって夜中まで勉強する。

 

7月1日(金)雨

午後、福井市の春山地区でミニ集会。


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