スタッフ日記 2003年 9月

9月29日(月)

 28日若狭路博に後援会バスツアーで行って来ました。山会場から海会場へ向かう車窓から見る風景は秋風に揺れるコスモスと彼岸花、とても綺麗でした。博覧会場は昼食を取ろうとしてもどこも満席で(ピーク時の対応が不手際なのか、フリー席の休息所がもっとあればいいのに)、海辺の柵木に腰掛け、頂戴した「へしこ寿司」を食べました。実は「へしこ」を食べるのは生まれて初めてでしたがとても美味しかったのでお土産にスライスしたものを買って、夜の酒の肴にしました。
 博覧会場に無料で入場できるのは魅力的で、若狭文化に関連するパビリオンは私のような若狭を良く知らない者にとっては貴重な体験でした。他のパビリオンはそれなりにしっかり設営されているのですが、このようなイベントを出展者として多く経験した私にはそれほど目新しくなく、メッセージもやや希薄な感じでした。
 旅程の中で「明通寺」を訪れました。ご住職自らが解説され、国宝の三重塔の仏像を特別にご開帳して頂き拝観する事が出来ました。長い歳月の風雪を凌いだ本堂を中心に広がる風景には凛としたものと荘厳さの気を身体一杯に感じました。またお寺の解説とは別のご講話の中で未来を左右する重大な問題の危機と深さを知りました。良識の声が多く上がってくることがとても大切です。
 明通寺で買った心願成就の小さなお地蔵様は今私の机上でにっこりと微笑みかけています。もう少し経って紅葉の時、そして雪景色や桜の季節にも訪れたい素晴らしい仏閣でした。
Mr. スミス
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9月19日(金)

一面に広がる黄金色を波立たせて、
かわやかな風が駆けぬけていく。
空は突き抜けるように高く蒼く、
たおやかに流れる淡い鰯雲。
耳に響く虫の声、ひやりと湿った土草の匂い。
気がつくと、秋。
黙々と、そして確実に、
己の時を刻んでいく山の小さな命たち。
その中で、私は取り残されている。
ただ日常の煩事に囚われて時を駆けているだけで。
自分の時を、生きているだろうか。
彼らのように、時を刻めているだろうか。
気づかされる、秋。
ガーベラ
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9月18日(木)

 自然について最近感じたことです。先日美浜の「森と暮らすどんぐり倶楽部」でお世話になった時、早朝に耳川河畔を散歩しました。護岸工事された人工の堤防に囲まれて澄んだ水が流れており、川岸には野草が朝風になびいていました。洪水を防ぐ人間の力と自然の調和。また周辺の田畑には猪除けの柵が張り巡らされており、野生の動物と人間との共存。散歩から戻りログハウス前の清冽な湧き水で喉を潤した後、福井の山や川や海といった美しい自然環境を未来に向かって残してく為に何が出来るのだろうか、これから私達が大切にすべきものは何かと自問しました。
Mr.スミス
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9月8日(月)

 福井に来てから2週間になろうとしてます。7月・8月は異常気象で暑くなかったけれど、ここに来て遅い残暑でビールの美味しい日々です。福井の言葉(方言)について感じることは、同じ福井県の中でも福井市周辺と家内の実家の三国と若狭とは微妙な違いがありますね。(県下全域に私が足を伸ばしていないので限られた地域での感覚ですが) 
 私自身が今まで色々な所に住んだせいもあって、岐阜弁・京都弁・名古屋弁・岡山弁・広島弁・東京弁・福井弁がごっちゃになり、自分ながら変な言葉で喋っているなと思います。言葉使いは多少違っても、熱意・信念のこもった言葉にはその人の心の中がよく感じ取れます。ぶんどうさんを応援してくださる方々の言葉には熱い思いと大きな期待が一杯です。
 総裁選が始まり衆院選も取りざたされ、政局は流動化していますが、どれだけ私達国民のことを考えているか疑問に思います。自分の足元を見て、踏みしめている大地・毎日呼吸している空気・飲んでいる水など、当たり前の日常生活が大切だと感じている政治家は本当にいるのでしょうか。色々と考えさせられる今日この頃です。
Mr.スミス
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9月4日(木)

長い長い夏休みもやっと終わり、いよいよ活動開始。と思ったら、いきなり3番目の娘が風邪をひいて寝込んでしまいました。世の中ままならないものです。それでも彼女にしてみたら、のんびり過ごす小学生のお姉ちゃんたちを横目に、夏中ずっと保育所に休まず通ってがんばったのだもの、ちょっとくらい「ひとりきりの夏休み」もほしかったのかな。母親独り占めの、滅多にないチャンスを堪能しているようにも見えます。
がんばれよ。がんばろうね。お互いに。
ガーベラ

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